■早朝スノーケルに挑戦
このところ連日気持ちよく晴れている。一度も雨が降っていない。この日も気持ちいい朝を迎えた。常夏の島モルディブといえども、朝7時ごろの海水温度は低め。ちょっと冷たいプールに入る感覚だ。しかし、どうしてもスノーケルしたくなり、アヤヤと二人でコテージ前をスノーケルすることにした。
「うう、つめたーい」と海にゆっくり入るアヤヤ。潮が引いているので岩と化したサンゴと海面が近く、ドロップオフに行くまでお腹を擦りそうで危ない。うまくリーフエッジまで行けるエリアまで手をつなぎながら泳ぐ。ロイヤルはパッセージを切っていないので、潮が引いている午前中は注意が必要だ。探してみたのだけど、うまく横切れる場所がないのでドロップオフに行くのはあきらめ、朝食に向かうことにした。
■ロイヤルアイランドのハウスリーフ
わりとサイズ的に大きめの魚がみられる。小魚系の魚はあまりいないかもしれない。コテージ前のハウスリーフには、同じ種類の群れがいるというよりは、単独または数匹で泳いでいるという印象。
岩場の影に、ところどころ40〜50センチのおおきめな魚が静かにギョロっとこちらをにらんでいるので、ふいに見つけてビビる場合も。ネット上では「阪神タイガース」という名称で有名な(笑)ムスジコショウダイ(写真)も多く見られた。
我が家が泊まった230番コテージ前あたりのドロップオフではシマハギとパウダーブルーサージョンフィッシュの群れが見ることができる。ただ、一カ所に留まっているわけでなく、移動しているようなので、その付近を探しながら流すのがよい。
島自体が大きいので、1周することは出来なかったが、私の大好きなクマノミとイソギンチャク、枝サンゴは見られなかった。魚の群れはダイビングセンター前の桟橋が一番多いポイントなのではと思う。
■桟橋で楽しむスノーケル
ビデオとデジカメを持って桟橋にいく。ジュンはカゼなので、交替しながら付き添い。ジュンは日中はわりと元気だ。屋根のある桟橋にいて、下の海の様子を眺めたりつめたい水を飲みながら過ごす。せっかくモルディブに来たのだけど、そのほとんどは部屋で静かに過ごすか寝るかで、残念ながら水に入ることはあまりできなかった。
普段の桟橋はこんな感じ。やはり午前中は潮が引いているので、正午すぎからがスノーケルに最適な時間。桟橋の下の影にたくさん集まり、まるで休息しているよう。時々ダイビングから帰ってきた人や地元の船などが寄るので、気を付けながらスノーケルする必要がある。
持ってきたパンのかけらをほんの少しあげてみる。普段のノンビリした雰囲気がうってかわり、わ〜っと寄ってきた。というか、血相を変えて泳いでくるので、ものすごい。魚の密度が一気に増す。優雅に泳ぐ姿をみるのも癒される要素なのだとこのとき気付いた。左のダツ系の魚が横長にぶれるほど、猛スピードだった。(^^ゞ
この日桟橋の上で過ごしていると、スタッフに「ビッグフィッシュ!」と声を掛けられた。なんだろうと行くと、地元の漁師さんの船には真っ黒な大きいカジキがいて、見せてくれた。「すごいね〜」とジュンと鑑賞。(写真に撮ればよかった!)
■日本の味:海苔巻きと刺身
途中部屋に戻り暗くして昼寝させようとしてもガンとして寝ないアヤヤ。やはり夜7時ごろには眠気が襲ってきたようだ。ジュンは昼寝していてもカゼなので夜も早い。同じく寝に入る。いまだに家族ノンビリ夕食を楽しんだ日がまだない。これが大きな課題だった。
夕食は日本食もある。海苔巻きとお刺身だ。海苔巻きはご飯粒がちょっと柔らかめ。厚さ1センチくらいのミニサイズ。刺身はあっさり系。こんなところで日本が味わえる!と感動する瞬間だ。
なんと、ちゃんと醤油もわさびもわりばしもある。これが日本人以外のリゾーターにも妙に人気だ。まず7時半の夕食開始からだいたい20分もしないうちにカラになる模様。日本人要注意!早めにレストランに向かいましょう。 見ているとしょうゆのかけかたがわからない人が多く、「そんなにかけるの…?」と心配するぐらいだった。きっと加減がわからないのだろう。私のとなりに並んでいる人は、私の醤油とわさびを盛りつけ方をみて参考にする人が多かったようだ。
ロイヤルでは午後9時半ごろにボドゥベルダンス(部屋のリゾート案内チャンネルで流れていたのだけどこれが楽しそう!)やカラオケなどがメインバーで始まる。だが一度も見ていないし、参加できない。というのも寝入っている子供たちを起こすにはかわいそうで、また子供たちを部屋に残して参加することも出来ないからだった…。夕食から夜にかけてがまたひと味変わった楽しみ方ができるのだが、とても残念。
今日も夜9時には知らず知らずのうちに寝てしまう我が家だった。
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