■早起き我が家、フルレの朝食

朝。なんと午前３時半に起きる。興奮ぎみで目が覚めるのが早かったようだ。子供たちも熟睡し元気回復。外は真っ暗だが、ワクワクする気持ちを抱えて着替える。TVを見て過ごしたが、レストランは２４時間営業ということなので、モーニングコールを確認後、５時に１階へ向かった。

レストランにはすでに数組の日本人カップルがいた。中にはいると一気に視線をあびる。そう、家族連れは我が家のみ、ちょっと目立った存在なのかもしれない。テーブルについてからバイキングの方に向かう。出ている料理の数はそれほど多くないようだった。パン・トースト・ゆで卵などの洋食の他、ごはん・みそスープ・魚・おしんこなどの日本食もあった。ごはんはお茶碗にご飯が盛られた状態で保温されている。注意しないとお茶碗が熱くて 「アチチチ〜」と落としてしまいそうだった。

みそ汁はスープのみ鍋に入っていて、具（とうふ・わかめなど）は別盛りだった。なんとトッピングの要領で入れるらしい。 実に合理的だ…。チャレンジしたところ、みそ汁フリークのアヤヤにはあとのせのとうふの冷たさが満足できない様子で、洋食に切り替えていた。味は普通というか、まあまあといったところ。何を食べたか思い出せないほど気分はワクワクしていたのかも？？

５：３０　朝食がおわり、散策に出かける。まだ真っ暗だったが、６：００には次第にあたりがほんわかと明るくなり、海や島、そのほかの風景がしっかりわかるようになってきた。中庭はプルメリアの花が咲き、とてもいい香りが放たれていた。

■いざ水上飛行機へ！

部屋に戻り、６：１０荷物を持ってロビーに行く。中野さんと会い、水上飛行機までの説明をうけた。移動のバスの途中、フルレ国際空港の滑走路を横切る。

６：３０　トランスモルディビアンの乗り場に着く。すでに外からイエローとブルーのさわやかな機体が見えた。ロビーでスーツケースを預け、搭乗まで待機する。ロビーにはクーラーがかかっていて涼しい。何人か外のチェアで景色を楽しんでいる人がいた。

待っている間、中野さんとモルディブについて話す。ビヤドゥでのスノーケルはよかったとかサンゴの白化現象はどうですかなどと話していた。そして「どこが一番たくさんサカナがいますか？」と聞いてみたところ、アリ環礁がよいらしい。あれ、ロイヤルはバアア環礁。ん？と不安に駆られたが、結果はすぐに分かることだとあえて詳しくは聞かなかった。

７：００　搭乗が始まった。待合室で待機する。それぞれのリゾートを順番に飛んでいくのだが、このときはソネバフシ→ロイヤルアイランド→ココパームの順番だった。それまで下のロビーにいなかった人々がわいわい入ってくる。きっとソネバフシ＆ココパーム組だろう。２Ｆの特別ルームで待機とのこと、うらやましいぞ。

搭乗ルームでは出来るだけ出口ドア付近にいると一番先に外に出られ、乗り込むのも好きな席に座れるのでオススメだ。一番先に機内に乗り込み、希望の席を確保することが出来た。「フフフ…。君たち、一歩遅れたな」と何の根拠もないちっぽけな自己満足にひたる。どこに座っても綺麗な景色は変わらず素晴らしいのだから！乗りこむときに大きな手荷物（リュック）を渡す。カメラは手に。座席の横は右２列、左１列になっている。我が家は右２列を１列目と２列目に着席した。

７：２０　注意事項のアナウンスはスタッフ生声でマイクなどなし。なごやかだ…。プロペラが回り大きな音をたて、離陸。きれいな海を上から眺める。ブルーのグラデーションがとても綺麗。それなのにジュンは怖がってなかなか窓の外を見ようとしなかった。ソンなやつよのう…。

７：５０　ソネバフシ着。到着するとパイロットが後ろを振り向き「ソネバフシ…」とボソリと言う。宿泊客が出て行ったが、出たい人は出てもよいようだ。記念撮影している人もいた。
８：００　再び離陸。すぐロイヤルにつくとのこと。
８：０５　ロイヤル着。ちいさな６畳ほどのイカダに降り立つ。子供は落ちないように注意が必要。そして、自分の預けていた荷物・スーツケースがおろされたことを必ず確認した方がよい。しばらくしてロイヤルから迎えのボートがやってきた。